日本放射線技術学会
画像分科会
第5回画像処理コンテスト
最終更新日:9/12/2005 |
画像通信では,2005年秋(鹿児島)において,審査結果発表としましたが,
CADセミナーなどとの都合により,2006年・春(横浜)において審査結果発表とし,
締切を2006年2月末日頃に変更します.
画像分科会にて報告しました通り,第5回画像処理コンテストを開催します.
現在,画像の準備中ですので,しばらくおまちください.
こちらから画像の提供を開始しました.[9/12/2005]
第5回画像処理コンテストについて,以下のように募集します.4月のアナウンスと少し異なっておりますので,ご注意下さい.
募集内容:
・肺野領域抽出の正確を競います.
・受け付ける作品は,C・C++言語で作成したプログラムの形式です.
審査基準
・提供する画像の処理画像と,こちらで用意した画像に同じ処理を行った画像について正確さを審査します.審査委員は画像分科会委員で構成します
応募資格・方法
・画像分科会のウェブページ(www.fjt.info.gifu-u.ac.jp/img-com)からの申込が必要です.
・日本放射線技術学会会員(学生会員も含む)の個人,もしくはそのグループ
・応募は1個人(1グループ)1作品に限ります.
・画像処理システムの構築を業務とされる方の応募はご遠慮下さい.
発表・表彰
・2006年4月の画像分科会で結果発表します.
・上位作品に対して表彰及び賞品授与を行います.画像分科会賞(副賞:商品券5万円),特別賞(副賞:商品券2万円)プログラミング賞(副賞:商品券1万円)の予定.
お願い
・優秀作品については,分科会での講演や画像通信への原稿執筆を依頼させていただきます.ご了解下さい.
お問い合わせは,担当委員:原 武史(hara@info.gifu-u.ac.jp)まで.
今後のスケジュール
- 2006年2月末: コンテスト締切
- 3月中旬: 応募者への審査結果発表
- 4月初旬: 画像分科会にて結果発表.優秀作品報告
第18回CADセミナーへもぜひご参加ください.
このページから画像のダウンロードを行う予定です.
テストのコメント
主催者からの追加情報:
配布するCD−ROMのREADMEファイルです.
データ,表示プログラムのサンプル,実験用プログラムのサンプルをCD−ROM1枚に含めて配布します.
−−−−−
第5回画像処理コンテスト データとプログラム配布について
岐阜大学大学院医学系研究科 原 武史
hara@info.gifu-u.ac.jp
−−−−−−−注 意−−−−−−−−−
使用条件
第5回画像処理コンテストに用意された画像データについて,以下に留意/配慮して利用することに同意して利用してください.
配布する画像データ:case001.raw, case002.raw, case003.raw, case004.raw
1. 画像データをいかなる形でも外部に公開しない.
2. いかなるメディアを用いても他人に渡さない.
3. 画像分科会の企画するCADセミナーのプログラミング練習,および画像処理コンテストの目的以外には利用しない.
−−−−−−−注 意−−−−−−−−−
(画像についてのコメント)
すべて正常例です.
(画像情報)
・縦:512画素
・横:512画素
・16bit符号付きデータ
・インテル系バイト配置
・CT値のオフセット(リスケールY切片)なし.
スライス枚数
case1: 144 slices
case2: 156 slices
case3: 136 slices
case4: 161 slices
(付属のプログラムについて)
1.表示プログラム
第18回CADセミナー(岐阜大学)で配布/実習したプログラムです.
OpenGL, GLUT関連のライブラリが必要です.
GLUTの利用については,
http://www.wakayama-u.ac.jp/~tokoi/opengl/libglut.html
が非常に参考になります.
Cコンパイラが必要です.
メモリ:256MB以上が必要です.
1.1 MacOS/Xについて
programs/macosの中のxctviewディレクトリに表示プログラムのサンプルがあります.
前準備:
CDの内容をハードディスクにコピーしてください.
ここでは,コピーしたディレクトリを「contest5」とします.
コンパイル方法:
ターミナルソフトウェアを立ち上げてください.
contest5のディレクトリに移動します.
そこで,以下のコマンドを入力します.
make
contest5ディレクトリ内に,xctviewというファイルができれば完成です.
1.2 Linuxについて
programs/linuxの中のxctviewディレクトリに表示プログラムのサンプルがあります.
その後は,MacOS/Xと同じです.
異なる点は,
・ソースファイルのインクルードファイルの指定
・Makefileのライブラリに関するオプション
です.
1.3 Windowsについて
Cygwin, VC++, gccなどバリエーションが多いため,準備していません.
http://www.wakayama-u.ac.jp/~tokoi/opengl/libglut.html
が参考になります.
基本的な考え方を記します.
Cygwin:
1.2 Linuxに準じて行うことができます.
GLUTのライブラリ指定が異なるようです.
コンパイルには,Makefileがダメな場合には,
gcc -DWIN32 -o xctview image.c -lglut32 -lopengl32 -lglu32
と直接入力することが解決方法かもしれません.
VC++ (Visual C++):
VisualC++のlib/フォルダに opengl32.lib, glu32.lib, glut32.lib を確認してください.glu.lib, glut.libかもしれません.
VisualC++のinclude/フォルダに,gl.h, glu.h, glut.hを確認してください.
VCを起動して,新規プロジェクトで,「Win32 Console Application」プロジェクトを作成してください.
そこに,ソースファイルimage.cとopengl32.lib, glu32.lib, glut32.libを追加してください.
ビルドすればできるはず?です.
1.4 表示方法
すべて共通です.
コンパイルしたディレクトリcontest5に移動します.
そこで,
./xctview ../data/case3.raw 512 512 -300 1800 0 0 swap
のように入力します.
512 512は画像の幅と高さの指定です.
スライス枚数は,ファイル容量から自動的に計算します.
-300 1800は表示するときのウィンドウレベルとウィンドウ幅.これは,キーボード:a/d, s/x で表示中に変更できます.
0 0 はヘッダーサイズとリスケール切片の値.今回配布するデータはどちらも0です.
swapはMacはIBM系のCPUのため指定しています.
動作環境がIntel系ならば,noswapを指定します.
また,MIP表示も可能です.キーボード:を押すことで,MIPする枚数を減らしたり,増やしたりすることが可能です.
最初に表示される画像は,1枚でMIP(すなわち何もしない)状態で表示されます.
2.実験用プログラム
MacOS/Xでは,programs/macos/jikkenディレクトリ
Linuxでは,programs/linux/jikkenディレクトリ
に実験用プログラムが保存してあります.
このプログラムは,表示用のプログラムを改造したものです.
表示した後に,キーボード:g を押すと,jikkenディレクトリの中の
function.cに記載された function関数が実行され,原画像に対して処理が実行されます.
このプログラムでは,5x5x5 の平滑化を実現しています.
したがって,コンテスト応募のために,画像の読み込み,表示のプログラムを作成することが
困難な場合には,この実験用のプログラムにおいて,function関数を変更することで
実験が行えることになります.自由にご利用下さい.