第82回画像部会が開催されました

第82回画像部会プログラム

日時:平成29年(2017年)10月19日(木)13:30-16:30
第45回日本放射線技術学会秋季学術大会の会期中)
会 場:広島国際会議場 第2会場(ダリア1)

テーマ「放射線治療領域における画像処理研究の可能性と未来」

近年,定位放射線治療や強度変調放射線治療といった高精度放射線治療の普及に伴い,放射線治療領域における画像処理技術が注目を浴びている.しかし,放射線治療における画像処理技術の応用は,治療計画時の腫瘍領域と正常組織の輪郭の決定や照射後の位置照合など,幅広い範囲で可能であり,多くの施設で研究が進められている.そういった研究の中には,本来は診療放射線の領域で開発された画像処理の手法が放射線治療分野に応用され,成功したケースも多くあり,その研究の余地はまだ残されていると考えられる.今回の画像部会では,放射線治療領域における画像処理研究の最先端を講師の先生方に解説していただき,多くの会員の皆さんに,その研究の可能性と未来に対するビジョンを広げてもらうことを目的とする.

1.Educational Lecture (13:30-14:30)
座長 画像部会長 熊本大学 白石順二

「放射線治療領域における画像処理研究の可能性」
エルピクセル(株) 木田 智士

2.Intellectual Discussion
座長 岐阜医療科学大学 篠原範充,金沢大学 田中利恵

1) 放射線治療領域における医用画像処理の役割(14:30-14:50)
鹿児島大学病院 奥  好史
2) 放射線治療システムにおける画像情報の共有の現状と可能性(14:50-15:10)
(株)千代田テクノル 四方田章裕
3) 放射線治療における画像処理を用いた呼吸性移動管理(15:10-15:30)
大阪国際がんセンター 上田 悦弘
4) 放射線治療QA・QCのための画像およびデータ処理技術(15:30-15:50)
がん・感染症センター都立駒込病院 木藤 哲史
5) 粒子線物理を知らなくても、画像処理から重粒子線治療にアプローチしてみよう(15:50-16:10)
放射線医学総合研究所 森 慎一郎
6) フリーディスカッション(16:10-16:30)